任意売却を利用する前に知っておきたいこと
任意売却と競売との違いや利用可能な期間
住宅ローンの滞納を放置していると最終的には競売にかけられることになりますが、その前に任意売却をすればより高値で売ることが可能です。
任意売却とは住宅を手放しても住宅ローンが残ってしまう場合に、債権者から承諾を得て抵当権を解除し市場で売却する方法を指します。
この手続は期限の利益を喪失してから競売の入札が開始される前までの間に行わなければなりません。
具体的には住宅ローンの滞納して3か月から12か月ほどの間に手続きを行うことになります。
競売の開始決定通知が届いたとしても、その後に現地調査などのが行われるので、実際に入札が始まるには数か月かかるのが通常です。
任意売却は市場価格に近い価格で売ることができるケースが多いのに対して、競売は市場価格の7割前後で落札されるという違いがあります。
また任意に売る場合には通常の不動産売却と同じ方法で手続きが進められるため他人に事情を知られる心配は不要ですが、競売だと新聞やインターネットで公開されるので知られる可能性が存在します。
住宅ローンの返済が困難になった時の任意売却のメリットと競売のデメリット
住宅ローンの返済が困難になった場合に最終的に何も行動せずにいれば競売という方法で住宅が強制的に売却されてしまうというものですが、そうならないために取られる選択肢として任意売却というものはあります。
競売になった場合にはデメリットしかなく、一つは裁判所を通じて売却が行われるため市場価格よりも低くなり債務が多く残ってしまいますし、金融機関のブラックリストにも載りますから信用力を必要とするサービス全般に悪影響を与えることになるのです。
任意売却の場合にはお金を借りている金融機関と話し合って専門の業者が市場価格で売却をするため、上手くいけば残債を大幅に圧縮することができますしリースバックが可能であれば家の所有権は失いますが、そのまま住み続けることも出来ます。
ただし、メリットばかり多いわけではなく任意売却でもケースによっては、より一歩進んだ債務整理を行った方が生活再建がはやいケースもありますし、思った価格で売却できない可能性もあり、その点を考慮して選ばなければなりません。
◎2024/3/15
情報を追加しました。
> 任意売却は債権者と当人の折衝は不可能なので弁護士に依頼することが基本
> 残債が少ない場合では任意売却でプラス収支になる可能性もある
> 残債が多い方の任意売却は利息分を省いてもらえる可能性もある
> 任意売却は売却額で返済をした後は3年間の残債のローンを組むことが基本
> 任意売却で自宅は失うが自己破産と異なり人生再建のチャンスあり
◎2022/10/26
情報を追加しました。
> 任意売却なら非公開で物件を売り渡すことができる> 任意売却のメリットは引渡し日を調整できること
> 任意売却は実績のある不動産会社に依頼するのがポイント
> 任意売却では諸経費を負担せずに済むので安心
> 任意売却の相談はタイミングを逸しないことが大事
◎2021/11/16
債権者に任意売却の許可を取る
の情報を更新しました。
◎2021/8/17
価格査定とローン残高の確認
の情報を更新しました。
◎2021/7/30
サイト公開しました