債権者に任意売却の許可を取る
債権者に任意売却の許可を取る
任意売却の手続きをする上での重要なプロセスとして、債権者に対して任意売却の許可を取ることが挙げられます。住宅ローンとしてお金を貸した債権者にあたる銀行などの金融機関は、対象となる物件に抵当権を設定しているのがふつうです。したがって住宅ローンの返済が滞った場合には、債権者はこの抵当権を行使して物件を競売にかけ、返済されていない金額を回収しようとします。競売にかけられると強制的に家から追い出されてしまうことになりますので、それ以前任意売却の手続きを進めることが重要です。
ただし抵当権つきの状態となっている以上は、所有者の一存では売却ができませんので、ここで債権者からの許可を取ることが必要となります。基本的に任意売却をすれば競売よりも高値がつくことが期待でき、債権者にとってもメリットがあることや、売却後に残った債務も誠実に返済することなどをアピールします。あわせて連帯保証人がいればその人からも同意を得ておきます。
任意売却をするためには債権者の理解が必要
借金を抱えている状態で家をより高く売りたいというときには、任意売却が最も良い方法です。でも、家に抵当権が設定されていると債務者が勝手に売却はできません。なぜなら抵当権者になっている債権者が了承しない限りは、売却の手続きを進められないからです。普通なら高く売れたら借金を返しやすくなるのですが、すぐに競売にかけて売りたいという債権者もいて任意売却に反対されることもあります。また金融機関によっては、任意売却そのものを認めないという方針のところもあります。そんなときにはどうすればいいのかというと、交渉以外の方法はないです。
とはいえ、債務者が直接任意売却を頼みに行っても相手にしてくれないことがあります。そんなときには、仲介を頼んで不動産会社に交渉を代わりにやってもらうのも選択肢の一つです。競売をするよりも多くの利益が生まれることを説明して、理解を得られたら反対から賛成に変わる可能性が生まれます。その交渉が駄目ならば、もう諦めるより他はありません。
◎2024/3/15
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> 任意売却は債権者と当人の折衝は不可能なので弁護士に依頼することが基本
> 残債が少ない場合では任意売却でプラス収支になる可能性もある
> 残債が多い方の任意売却は利息分を省いてもらえる可能性もある
> 任意売却は売却額で返済をした後は3年間の残債のローンを組むことが基本
> 任意売却で自宅は失うが自己破産と異なり人生再建のチャンスあり
◎2022/10/26
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> 任意売却なら非公開で物件を売り渡すことができる> 任意売却のメリットは引渡し日を調整できること
> 任意売却は実績のある不動産会社に依頼するのがポイント
> 任意売却では諸経費を負担せずに済むので安心
> 任意売却の相談はタイミングを逸しないことが大事
◎2021/11/16
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◎2021/8/17
価格査定とローン残高の確認
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◎2021/7/30
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